リモートワークの注意点

リモートワークの注意点

フリーランスエンジニアのリモートワークには多くのメリットがある反面、見過ごすことができないいくつかのデメリットがあります。リモートワークをうまくこなすために大切なのは、リモートワークのデメリットを正しく認識して自分の弱い部分を強化していくことです。そこで今回は、フリーランスエンジニアが意識しておきたいリモートワークの注意点についてご紹介します。

Pocket
このエントリーを Google ブックマーク に追加

リモートワークのデメリット

リモートワークを成功させられるかどうかは、多くの部分がその人のコミュニケーション力にかかっています。ある調査によれば、リモートワーカーの多くがリモートワーク中のコミュニケーションに対する不安を訴えています。リモートワークでの業務連絡は、チャットやビデオ通話などのオンラインツールを使って行われます。対面でのやりとりと比較するとオンラインのほうがコミュニケーション速度は遅く、伝達ミスや認識のズレも起こりやすいのが実情です。エンジニアの場合、指示されている内容を正確に把握できないことが大きなミスに直結します。ミスに気づくのが遅れれば、当初予定していた工数を大幅に上回ってしまう恐れもあるのです。重要な情報はチーム全員がいつでも確認できるよう資料をクラウド化するなど、リモートワークによるミスを未然に防ぐための工夫は必須です。
リモートワークで次に求められるのが自己管理力です。オフィスワークならある程度の生活リズムが保たれますが、リモートワークは良くも悪くも自分のペースになり生活リズムが乱れがちなので注意が必要です。リモートワークが長くなってくると、寂しさや孤独を強く感じるようになる人もいます。オンラインツールを活用して他の人とのコミュニケーションを適度にとるなど、メンタルヘルスの自己管理も怠らないようにしなければなりません。

リモートワークの適性があるか正直に考えてみる

リモートワークには少なからず向き不向きがあるものです。フリーランスエンジニアとしてリモートワークを中心に手がけるつもりなら、その適性が自分にあるかどうかをよく確認しましょう。まず検討すべきなのは、コミュニケーション力と自己管理力があるかどうかです。プログラミングスキルは即戦力レベルであることが前提で、実績の有無も重要なポイントです。ジョブ型の雇用は、今後日本でも増加していくことが予想されています。フリーランスエンジニアとして信用を得るためにも、確かな実力と実績を持てるよう努力を続けましょう。フリーランスエンジニアにとってフルリモートでの仕事は魅力的ですが、そのために努力しなければならないことがたくさんあることを最初に理解しておくことが大切です。