必要なスキルや言語
フリーランスエンジニアの場合、どのようなプログラミング言語でもスキルさえあればリモートワークに通用するというわけではありません。ホスト系の言語はセキュリティの問題などもあり、リモートでできる案件はほとんど見受けられない状況です。では、フリーランスエンジニアのリモートワークに適している案件の種類や持っておくべきスキルとはどのようなものなのでしょうか。
リモートワークに適した案件の種類とは
ベンチャーやスタートアップのWeb開発案件は、リモートワークとの相性がとても良い仕事です。一方で、昔からある大規模なシステム開発案件などはリモートワークに対応しにくい仕事です。Web開発案件の場合、開発環境さえしっかりと整備されていればメンバーがどこにいても業務は進みます。ここで大切なのは、チャットやオンラインツールを使ったコミュニケーションの徹底です。音声のみや画面越しでスムーズかつ正確な情報のやりとりを行うためには、対面でやりとりするとき以上のコミュニケーション力が必要です。リモート案件の具体的な内容については、WebメディアやECサイト、SaaSツール開発などが多い傾向があります。
リモートワークに適したプログラミング言語とは
PHPやRuby、PythonなどのようなWeb系開発によく使用されるプログラミング言語は、リモートワークに適しています。できるだけ多くの選択肢を持ちたいと考えているならば、使用頻度が高い言語から優先的に習得していくことをおすすめします。上記の言語を習得する前に、HTMLやCSS、JavaScriptの基礎知識を身につけておくことはほぼ必須です。これらの知識がなくてもできる案件はありますが、リモートワークを意識するならばWeb開発に欠かせないその他のスキルについても身につけておくようにしましょう。ただし、付加的な知識を完璧にしておく必要はありません。小規模なチームによるプロジェクトの場合、ひとつのスキルのみに特化したエンジニアよりマルチに対応できるエンジニアが求められます。リモートワークをずっと続けていくつもりであれば、幅広いニーズに答えられるスキルを持っておくと大きな強みになります。
開発案件以外では、既存のシステムのブラッシュアップやリファクタリング、改修、追加開発などを行う案件があります。プロジェクトの途中からメンバー入りする場合であっても、そのプロジェクトで使用されている言語の開発経験があれば即戦力として活躍できるでしょう。リモートワークを任せられるかどうかは信用度によるところも大きいため、クライアントに安心してもらえるだけの要素を整えておきましょう。