リモートで働くフリーランスエンジニアの年収

リモートで働くフリーランスエンジニアの年収

働き方が大きく変化しようとしている今、リモートワークが大きな話題となっています。では、リモートワークをしているフリーランスエンジニアの年収はどのぐらいあるのでしょうか。

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IT系フリーランスの年収や単価

プログラマやネットワークエンジニア、インフラエンジニアなどのIT系フリーランスの年収は、経験やスキルによってそれぞれ異なります。IT系フリーランスの中でも客先常駐の案件を受注している人は、月単価50万円から70万円ほどが相場とされています。開発関連の仕事や規模の大きなプロジェクトを受注しているフリーランスなら、平均年収は600万円から800万円ほどです。上流工程のスキルを持つフリーランスエンジニアなら、月単価100万円を超える案件を受注できることもあります。年収1,000万円以上を目指すなら市場動向や最新技術に関する情報収集と勉強が欠かせませんが、努力次第で高収入を目指すことができます。

リモートワークのフリーランスエンジニアの年収

リモートワークのフリーランスエンジニアがどのぐらいの年収になるかは、客先常駐のIT系フリーランスと同様に経験やスキルによって決まります。例えば、月の報酬が60万円から80万円のとあるWebアプリケーションエンジニアの場合、Ruby on Railsの開発を3年以上とAWSの開発経験やVue.jsの使用経験などが求められています。週3日で1日6時間以上のWeb開発案件だと時給2,500円から4,000円程度で、PHPやJavaの開発を3年以上経験していることが最低条件となっています。リモートワークのフリーランスエンジニアが月に60万円から80万円の報酬を継続的に受け取れる場合、年収は720万円から960万円です。

フリーランスエンジニアの手取りは少ない?

フリーランスエンジニアになると、額面上の収入は会社員時代より大きく増加する傾向があります。しかし、フリーランスの場合、総収入から税金や保険料が差し引かれて手取りの金額が少なくなる場合もあります。額面上の収入が会社員時代と同じである場合、フリーランスのほうが多くの税金や保険料を負担しなければなりません。そのことを念頭に入れた上で案件を受注しないと、思いがけず収入減となってしまうので注意が必要です。
フリーランスになって手取り額を減らさないためにできることは、会社員の月収の3割増を意識した高単価案件を受注することと、経費となるものは漏れなく申告することです。確定申告を青色にすれば、最大で65万円の控除を受けられます。高単価のエンジニア案件は、友人や知人、エージェントから紹介を受けるケースが多いようです。売り上げが大幅に増えて節税が追いつかない場合には、法人化を検討することができるでしょう。